Project23 サインはV

2.復活

2、3ヶ月前に知り合いが「仮面ライダー555」にちらっと出演するので見たのだが、面白いのでそのまま毎週見ている。
仮面ライダーは何シリーズか前から、主演するイケメン俳優が主婦層に人気になって一般ドラマに進出するパターンが続いる。
そのため、やや大人向けに狙って作っているわざとらしさもあるが、そういうのを割り引いてもなかなか楽しい。
撮影もビデオの特色を十分に生かしていてかっこいい。フィルム至上主義のカメラマンはどう考えるのかわからないが。

放送は日曜日の午前8時とはやいが、その前の午前7時30分からは「爆竜戦隊アバレンジャー」というのをやっている。
例の色違いの5人組のヒーローが活躍するシリーズだ(今回は4人組)。
これは大人を意識したところはなく子供向けの作りである。これは見るつもりはなかったのだが...。
チャネルが同じ仮面ライダーの前になにげに見てから、この時間にTVをつけていると何となく見てしまう。
キャラクターも覚えちゃった。
(ちなみにヒーローのうちのひとりは、仮面ライダーに出た知り合いのさらに知り合い)

さらにその前の午前7時からは「クラッシュギアNitro」というアニメで、これはバンダイが車のおもちゃを子供に買わせるために作っている番組だ。
さすがにバカにして見ない....のではなく、これもこの時間に起きていてTVをつけていると見てしまうんですね。
スタジオジブリだけでなく、アニメ業界はずっと海外に輸出可能な高いレベルのソフトを作っているわけで、目的が何であれけっこう面白い。
ちなみにテーマ曲は、なかなかセンスがよい。

僕は、「おたく」的な趣味はなく、これ以外の子供向け番組は見ていない。
日曜日も仮面ライダーが終わるとTBSにチャネルを変えて、野球の張本が新庄に渇!を入れるおじさん趣味の番組を見ている。
つまり、こういった30分のアニメや実写ヒーロー物は、特に意識して見なくても見るのが習慣になりやすいのだ。
ましてや放送時に子供であったら学校でも話題にするだろうし、夢中になって見ることになる。
そして、1クール(13週)で終わってしまう大人向けのドラマと違って1年間続く。
だから特に面白い作品は、その番組をリアルタイムに見た世代にとって、一種の共通の意識のような存在になる。
古くは「巨人の星」「ウルトラマン」(「仮面ライダー」もそうか)「ガンダム」などなど。
ちょっと前は「セーラームーン」「ポケモン」などなど。今は何かな?

今はほとんど見かけないが、そういった30分番組に以前は実写のスポーツヒーロー物がけっこうあった。
「サインはV」は女子バレーボールの実写ドラマで放送時大人気だった。
それから30年以上経過している。
このプロジェクトは、この番組のある形での復活を目指す。

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