Project7 フランス映画が好き

5.フランスに行きたい

この企画は撮り方によってはすぐ完成してしまう。
あまり、道具立てに凝らずに、自分も含めて身近な人に役を演じてもらい、室内のロケセットでの会話劇とする。
主要な登場人物は2人だし、DVフォーマットで、音楽も出来合いのものを使えば人手も、時間もかからない。
そういう方法でも、完成度を高めればいい作品になる可能性はある。
実際に最近見たすごく出来のよい作品の多くは、このような手軽な方法で作られていた。

この簡素な表現方法の対極にあるのが、大ヒット中のフランス映画「アメリ」だ。
映画の内容は一言で言える。 → ”内気な女の子の恋”
何度も映画や芝居になってきたこの題材を、これでもかと言うぐらい様々な道具立てによって、独自な世界に仕上げている。
個性的な多くの脇役たち、内気な性格を際立たせる数々のエピソード、繊細でリアルに作り込んだ美術、CGなどを駆使した映像。
主要な撮影場所は、アメリのアパートの4つの部屋、実家、カフェ、公園、駅、八百屋、アダルトショップ、混雑した路地....。

こうした要素によって、観客は映画の世界へスムーズに引きずり込まれる。
「アメリ」の作り方は、あざとさを感じるほどだが、そこまでいかなくてもイメージに近づけたい。
いざとなったら簡素に撮りますけどね。とりあえず、出来るだけ風呂敷を広げておきましょう。

<<取材>>
知り合いに話しは聞かせてもらっているが、世の中にはフランス映画について語りたい人は多いはず。
今後範囲を広げる予定。

<<シナリオ>>
日本映画的なウエットな部分を抑えて、POPな作品にしたい。
シナリオは僕の努力しだいなのだが、テーマに共感してくれる力のあるライターならまかしてもいいと思っている。
場合によっては、監督もまかしてプロデュースにまわるケースも想定している。

<<役者>>
中年男の役は最もこだわっている。地道に情報を集め、交渉をするしかないだろう。
主役の女の子も同じだが、まだ選択肢が多く、見つけやすいかな。

<<撮影>>
フランス映画風のオシャレな映像という漠然としたイメージがあるのだが、いかんせん研究不足。
実力派のカメラマン求む。

<<音楽>>
これはすでに頭の中でほぼ出来あがっている。テーマ曲は男女のデュエットにしようと考えているのだが....。

<<フランス語>>
テーマ曲にフランス語の歌詞をつけようと思っている。
僕は大学の第二外国語でフランス語を習得したが、覚えているのは男性名詞・女性名詞があることと、発音にリエゾンがあることぐらい。
文学的素養があってフランス語が堪能な人求む。

<<ファッション>>
ナチュラルでセンスがいいというコンセプトはあるが、やはり知識不足・研究不足。
誰かくわしい人はおらんか。

<<美術>>
ロケセットでやるにしても、作りこみがわかるようにはしたくない。
撮影場所探しは、インディーズ映画共通の悩み。


さて、ここから話はでかくなりますよ。


<<パブリシティ>>
この企画はある意味、単館系映画館とフランス映画のパブリシティになっている。
というわけで、渋谷の単館系映画館のいくつかの協賛が取れればと考えている。
それから、フランス大使館の推薦ね。

<<公開>>
協賛を取った映画館が、持ちまわりでレイトショー公開。
これが、連日大入り満員の新記録でついには昼間の時間へ。

<<フランスへ>>
そして、フランス全土で公開が決定し、招かれてフランスへ。
ついでに主題化も大ヒット。


以上が全部実現するのを100として、10ぐらいは行きたい。(1か2だったりして)

つづく

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