Project40 超大物ジャズミュージシャン

3.予定変更!

タップダンスの中野啓介先生が語ったのは、ある音楽家の終戦直後の進駐軍キャンプのショーへの出演に関してである。
キャンプでジャズを演奏したその音楽家があまりに意外な人物だったのだ。
もっとも先生は歴史的秘話を語っているつもりは全くなくて、”芸人仲間”の演奏がアメリカ兵におおいに受けたことを話したに過ぎない。

大家と呼ばれる音楽家にジャズに造詣が深い人は多い。黛敏郎などは一流ビッグバンドのブルーコーツでピアノを弾いてた程だ。
しかし、この音楽家はジャズとの接点が全く感じられない。
インターネットで調べてみたが、ジャズ演奏の事実に結びつくことがらは記されていない。
そこで、図書館に行くことにした。

借りてきた数冊の本を読んで、プロジェクト進行の予定を変更することにした。
本腰を入れて調べることにする。
音楽家の名前の公表も、調査結果がある程度まとまるまで控えさせてもらう。

※もし、前回分を読んで楽しみにしていた奇特な方がいたら、ゴメンナサイ。

以下の事実は記す。
・本にもこの音楽家のジャズ演奏の事実は記されていなかった。
・ただし、この音楽家の能力、考え方、興味などからして演奏していたことは十分考えられる。

様々な推測が成り立つ。
歴史に新たな光を当てられるかもしれないし、大いなる勘違いかもしれない。
いずれにしても、もう少し終戦後音楽シーンのロマンを追ってみたい。

つづく

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