Project7 フランス映画が好き

3.ルコントとクラビッシュ

僕は最近のフランス映画に全く無知なので、機会があるごとに映画関係者の女の子聞いてみた。
するとどうも、パトリス・ルコントとセドリック・クラビッシュの2人の監督の人気が高い。
好きな作品としては、この10年くらいに公開されたものが多かった。
なかには「カトリーヌ・ドヌーブが好き!」とナイスな答えを返してくれた女性監督もいたが。

さっそく、ビデオ屋に通って集中的に観てみた。
正直これはかなりエネルギーが要った。僕は普段かなり俗人的な生活をしているからだ。
テレビは観るが映画やビデオは観ない。雑誌は読むが本は読まない。ラジオを聞き流すがCDは聞かない...。
映画もビデオも本もCDも面白いのはわかっているが、最近はいつも疲れていて体が受付けないのですね。

観た作品は、「髪結いの亭主」 「仕立て屋の恋」 「大喝采」 以上ルコントの監督作。
「百貨店大百科」 「家族の気分」 「猫が行方不明」 以上クラビッシュの監督作。
他に「クリクリのいた夏」 「奇人たちの晩餐会」 「ジュ・テーム・モア・ノン・プリュ」
「トリコロール/白の愛」 「天使の見た夢」 「そして僕は恋をする」。
それから、すでに観ていたのが、「ベティー・ブルー」と「a.b.c.の可能性」
ざっとこんなとこか。これらを3週間ぐらいで観た。

体が拒否していたが、プロジェクト進行のために無理に観て、結果多くの収穫を得ることができた。
なるほど、登場人物の行動やセリフに共感できる部分が多かった。
たとえば、「クリクリのいた夏」だが、ビジュアルの可愛らしさに騙されてはいけない。実直な男を見事に描ききっている。
登場する女性は、「トリコロール/白の愛」のジュリー・デルビーのように夢のようにきれいで神秘的な娘もいたが、
「天使の見た夢」や「猫が行方不明」に出てくる女の子は普段接している日本の娘とあまり変わらない気がした。

もし、あなたが僕と同じように疲れていて気晴らしに観るのであれば、「奇人たちの晩餐会」をお勧めします。

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